リンゴ病は4,5年に1度、流行するといわれています。今年の夏、流行しています!!

 

伝染性紅班(リンゴ病)とは?

原因:

 ヒトパルボウイルスB19の飛沫感染(咳やくしゃみを吸い込む)か

 接触感染(感染した人と同じものを使って、ウイルスを口や鼻の粘膜に運ぶ)

潜伏期:

 4~15日

症状:

 初期に軽い風邪の様な症状があります(この時に強い感染力があります)。

 その後、1週間から2週間後にこどもでは特徴的な発疹(りんごのような頬の紅斑、腕や足にレース状のまだら模様の赤い発疹、かゆみ)がでます。

 発疹がでているときには感染力は低くなっています。

 

 

 また、おとなでは多彩な症状で、特に女性では関節炎症状を呈するケースがあります。

 その他に、溶血性貧血のある人は貧血が悪化することがあります。

 

 妊婦さんが初めてヒトパルボウイルスB19に感染すると、特に妊娠20週頃までの早い感染では、まれに流産あるいは死産や胎児水腫や胎児貧血を起こすことがあります。

 

検査診断:

 血液検査で抗体やPCR法

 

リンゴ病の治療・対応

ウイルスをやっつける治療はないので、症状に合わせたお薬を使用します

こどもは一般的には自然によくなります。皮膚症状がでている時点では、すでに感染力が弱まっているので、元気に過ごせていれば、登園や登校は可能です。

 

妊婦の方では胎児への重篤な感染がおこりえることもあり、感染対策が必要です!

妊娠あるいは妊娠の可能性がある方は、発熱などの初期症状のある方とは接触は減らしましょう、また手洗いやうがい、マスクなどをぜひしましょう!!