2026年4月より、妊娠28週0日〜36週6日の妊婦の方を対象としたRSウイルスワクチン定期予防接種を、当クリニックでも実施できるようになりました。

◆ RSウイルスとは

RSウイルスは、乳幼児に気管支炎や肺炎などの呼吸器症状を引き起こすウイルスです。生後1歳までに50%以上、2歳までにほぼすべての乳幼児が感染するとされており、特に生後間もない赤ちゃんが感染すると重症化するリスクがあります。

◆ このワクチンの特徴(母子免疫ワクチン)

このワクチンは「お母さんが接種することで、生まれてくる赤ちゃんを守る」母子免疫ワクチンです。

妊婦が接種すると、母体内でつくられた抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行し、出生直後から赤ちゃんがRSウイルスへの予防効果を持った状態で生まれてくることが期待できます。

生まれたばかりの赤ちゃんは自力で十分な抗体をつくれないため、このワクチンが特に有効です。

《効果の目安》

 生後90日時点生後180日時点
下気道感染症(医療受診を要するもの)の予防約6割約5割
重症下気道感染症の予防約8割約7割

使用するワクチンはファイザー社のアブリスボ®です。


《対象者》

接種時点で妊娠28週0日〜36週6日の妊婦の方

※この期間以外の接種は定期接種の対象外となり、費用は全額自己負担になります。

※接種後14日以内に出産予定の方は、事前に担当医師にご相談ください。


《接種回数・スケジュール》

対象期間中に1回接種


《費用》

定期接種のため、自己負担は原則ありません(堺市在住の方)。


《副反応》

注射部位の痛み(約40%)、頭痛(約31%)、筋肉痛(約26%)などが報告されています。まれにショック・アナフィラキシーが起こることがあります。


 

◆ 当院での接種をご希望の方へ

当院は産婦人科ではないため、妊娠週数の管理はかかりつけの産婦人科の先生にお任せしています。

そのため、まずはかかりつけの産婦人科でご相談いただき、接種時点で対象週数(妊娠28〜36週)に該当することをご確認のうえ、当院へのご予約をお願いしています。

接種のご予約は、お電話またはWEBにて承ります。

気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね。

 

 

《参考》RSウイルスワクチン接種について(堺市)